環境技術で電力の地産地消を実現 電源機器

KXシリーズ

ズーム機能搭載で、定格電力内で出力電圧に応じ出力容量が無駄なく可変します。

KXシリーズ

  • 電圧:0~40V/0~V60/0~160V
  • 電力:100W/210W
  • 価格:79,800~円(税抜)
2018年3月販売終了(後継機種はKX-S)
特長
1.ズーム機能搭載 2. RS-232C/RS-485通信機能標準搭載
3.フルデジタル制御、4桁設定、4桁計測 4.RS-485用ターミネーター内蔵で簡単マルチ接続対応
5.外部接点による出力ON/OFF制御 6.任意に可変可能な過電圧保護・過電流保護搭載

7.リモートセンシングは断線時の電圧上昇は、0.5V以内

8.KX-100/KX-100Hはファンレス仕様で動作音がほとんどありません。

KXシリーズ外観

KX電源とシリアルポートを装備したパソコン

Q1KX電源とパソコンの接続ケーブルは?

を接続する場合、市販シリアル・インターリンクケーブルまたは全結リバースケーブル(D-sub9pinメス←→D-sub9pinメス)を使用してください。 なお結線は、下記のようになっているか確認してください。
● KX電源と接続するには、以下に示す結線である必要があります。

信号 PinNo. KXでの用途 名称
DCD CD 1 <未使用> キャリア検出
RxD (RX) RD 2 入力 受信データ
TxD (TX) SD 3 出力 送信データ
DTR ER 4 出力 データ端末レディ
GND SG 5 シグナルグランド グランド
DSR DR 6 <未使用> データセットレディ
RTS RS 7 出力 送信リクエスト
CTS CS 8 入力 送信可
RI CI 9 <未使用> 被呼表示
フレーム   シールド

 

パソコン・シーケンサー側のホストなどからCTS信号をONを受けることにより通信が可能となりRTS,DTRをONにして返します。
※ 一般的なクロスケーブルの中には、CTS,RTS,DTR信号線が未接続やセルフ折り返しのもあります。KXではCTS,RTS,DTR信号線を通信を行う上で必要不可欠なものです。 ※ D-Sub25Pin-D-Sub9Pinケーブルの場合も、CTS,RTS,DTR信号線が未接続やセルフ折り返しの場合があるため、対応したクロスケーブルを使用して下さい。 弊社で動作確認済み他社ケーブルは、・サンワサプライ株式会社 KR-LKシリーズおよび・エレコム株式会社 C232R-9シリーズが上記結線になっており正しく通信することを確認しています。

Q2パソコンにRS-232Cが無くUSBしかない?

弊社で動作確認済み他社製USB-232C変換器は、株式会社バッファロー(BUFFALO INC.)BSUSRC0610BSが KXと正しく通信することを確認しています。

動作確認条件:
Windows10 64bit Pro バージョン1909
LinkAnyArtsシリーズを24H連続動作

※必ずしもお客様環境での動作を保証するものではありません。USB-232C変換器へのお問い合わせはメーカーへお願いいたします。

Q3LANで遠隔監視制御する方法は?

弊社製で、汎用PIO(リレー接点出力2回路、フォトカプラ入力2回路)付 LANインターフェイスコンバータ TC-L2S (詳細はこちら)を別売でご用意しています。

Q4KXとパソコンのRS-232C通信設定は

通信に使用するターミナルソフト(HyperTermなど)のビットレート設定、パリティ設定がKX電源の内部設定と等しいかどうか、また、KX側のアドレスを正しく指定しているかどうかご確認ください。 【フロントパネルの操作で簡単に工場出荷設定に戻すことができます。詳しくはマニュアルを参照ください。】

  通信設定(工場出荷設定時) 内部設定項目 設定範囲
アドレス 1 内部設定項目0 1~50 (最大接続数は31台です)
ビットレート 9,600bps 内部設定項目1 0:2,400bps 1:9,600bps 2:38,400bps
データビット 8bit 固定 -
パリティ none 内部設定項目2 0:None 1=ODD(奇数) 2:EVEN(偶数)
ストップビット 1bit 固定 -
フロー制御 none    
通信方式 全二重方式    
同期方式 非同期ASYNC(Asynchronous)    
デリミタ CR+LF    

・背面TERMINATION SW は、1:1接続時は、ONにしておいてください。

ケーブルが上記結線のクロスケーブルであり、かつビットレートとパリティの設定が正しく行われていれば、KXアドレス指定コマンド『A』にて、『A1』(デフォルト設定の場合)を送信すると、REMOTE LEDが点灯し通信が確立します。(※PC側のCOMポートが正常に動作していることが前提です。) ※パソコン内蔵シリアル通信ポートが正しく動作しているか確認する方法は、ディスクトップ等でシリアルポートが2つ付いている場合com1←→com2間をインターリンクで接続しTera Term/hyperTermなどのシリアル接続対応のターミナルエミュレーター等を2つ起動し各ポートにダイレクト設定して通信するか確認する。シリアルポート1つの場合2台のパソコンで動作確認できます。

Q5KXと通信しない(1:1接続)  

以下の点を確認してください。

 
  確認項目
1 パソコンのシリアルケーブルは、指定結線のインターリンクケーブルですか。
2 KX背面TERMINATION設定スイッチは、ON設定されていますか。
3 KXのアドレスは間違っていませんか。
4 PCと、KXの通信設定は、同じに設定されていますか。
5 デリミタ(終端文字)CR+LF(0d h + 0a h)をコマンド文字列最後に付加していますか。

Q6KXと通信しない(1:n接続:複数接続)

以下の点を確認してください。

 
  確認項目
1 パソコンのシリアルケーブルは、指定結線のインターリンクケーブルですか。
2 KX間接続ケーブルは、当社指定のマルチ接続ケーブルで確実に接続されていますか。
3 KX間接続ケーブルでカスケード接続された両端末のKXの背面TERMINATION設定スイッチは、ONに、その間のKXはOFFにしてありますか。
4 背面TERMINATION設定スイッチが、ONに設定されKXにシリアルケーブルを接続してありますか。
5 各KXアドレス設定が重複していませんか。
6 PCと、各KXの通信設定は、同じに設定されていますか。
7 カスケード台数が31台を越えていませんか
8 デリミタ(終端文字)CR+LF(0d h + 0a h)をコマンド文字列最後に付加していますか。

Q7シリアルケーブルは延長していいか?

ケーブルの長さは、市販ケーブルメーカの物を使用してください。延長に使用されるシリアルケーブルは、RS-232Cと電気的に互換性がありCTS,RTS,DTR信号線も接続されしっかりシールドされた全結線タイプのケーブルを使用してください。 ケーブル長最大15mまで可能ですがRS-232Cの信号は非平衡型でグランドレベルの影響を受けやすい方式のため、ノイズに弱いのでできるだけ短く最短で結線してください。

Q8KX間通信ケーブルは、代用品でいいか?

KXに装備されているマルチ接続のコネクターは専用のオプション品のマルチ接続ケーブルT485-**Mをかならす使用してください。

注意
市販のRJ45を使用したLANケーブルなどを代用すると形状は同じですがペア構成が異なり電気的に不安定になるのでノイズに弱く誤動作の原因になります。応急で自作される場合は、3,4ペア・5,6ペアのストレートにしてください。

Q9KXの最大接続(ブランチ)台数は?

31台までです。

Q10パソコンでコントロールできるソフト

簡単にプログラム制御、定置制御が行える専用ソフトLinkAnyArts-SC KX用がオプションであります。

Q11サンプルソフトはありますか?

VBA/VB用のサンプルソースコードが無料でダウンロードできます。

注意
サンプルソースコードはサポート対象外です。

Q12シリアル通信からのコマンド送信間隔は?

1:1接続でも1:n接続でもコマンド送信間隔はおよそ100msec以上程度は開けてください。レスポンスがあるコマンドの場合はレスポンス受信するまで次のコマンドを送付しないようにしてください。

Q13複数アドレスに連続的にコマンドできない

リードバックコマンドを発行した場合、リードバック値を完全に受信し終わるまで、次のコマンドを送信出来ません。

Q14OVPアラームなどがつく

定格よりも低い値を設定しているのにもかかわらず出力するとOVPやOCPアラームになる場合、OVP/OCP設定を確認して使用する電圧や電流よりも大きく設定してくださ。また工場出荷設定で最大に戻すことができます。

注意
正しく設定されているにも関わらずアラームが出る場合は、故障の可能性がありますのでサービスセンターにご連絡ください。

その他その他電源に関する動作

1:1接続でもアドレス指定コマンドは省略できないのでしょうか

一対一接続でも最初1回はアドレス設定(デフォルトアドレス1の場合 A1となります)を行う必要があります。

パソコンから制御後、ON/OFFを前面で行うには

パソコンからの通信コマンド(制御や状態問い合わせなどすべて)を行っていな状態でフロントパネルのLOCALキーを押してリモート制御状態(REMOTEランプ点灯状態)からローカルに戻してからフロントパネルで操作してください。

バッテリーを直接充電可能か

定電圧・定電流値をバッテリーの充電規格に合わせて充電してください。ただしOUTPUT OFFや電源の入力がOFFになったときに電源側に流れ込む(放電状態)になるため必ず逆流防止用ダイオードをいれてください。

注意
シンク電流低減モードでも完全に逆流がなくなるわけではありませんので逆流防止用ダイオードをいれてください。