2019年9月販売終了
GP mk Ⅱseries
シリーズレギュレータ方式・定電圧、定電流直流電源
シリーズレギュレータ方式で高速応答(過渡回復時間60μ)と超低リップルを特長とし、高安定(レギュレーション0.005%)の定電圧直流電源としても定電流直流電源としても使用できる定電圧/定電流(CV/CC)直流電源。
2019年9月販売終了
シリーズレギュレータ方式で高速応答(過渡回復時間60μ)と超低リップルを特長とし、高安定(レギュレーション0.005%)の定電圧直流電源としても定電流直流電源としても使用できる定電圧/定電流(CV/CC)直流電源。
電源に求められる高信頼で豊富な採用実績
超高速応答特性
無負荷から最大負荷100%の負荷変動でも回復時間60μs~で0.1%以内に設定した出力電圧に収束、超高速な過渡応答速度です。
高精度デジタル表示
±(0.1%+2digit)と高精度の電圧計・電流計を装備
超低リップル・超低ノイズ設計
デリケートな高感度センサーや再現性が重要な装置特性測定などに対して、いつも安定した良質な電源を供給
任意可変の過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)
デジタル表示で確認しながら簡単にCV/CC個別に設定(定格の約5~105%範囲)でき、操作ミス等からも簡単に負荷を保護
外部アナログコントロール端子標準装備
電圧・抵抗による出力電圧・電流可変など各種リモートコントロール可能、微調用トリマ装備で機器交換時の誤差修正可能
断線しても安心なリモートセンシング
万が一センシング線が断線しても電圧上昇がわずか10mV程度と少ない回路方式を採用しています。
マスター・スレーブコントロールで直列・並列動作可能
動作状態や電源異常などのアラームをフォトカプラ出力
組み込み装置やFA用途など遠隔監視が可能
GP-IBインターフェイス(オプション)
低ノイズ、低リップル、高速な過渡応答、入力電源の変動や負荷電流の変動でも素早いリカバリー性能でしかも高信頼な電源です。
シリーズレギュレーター方式で、負荷に対して制御用の半導体が直列に接続された直列制御方式のもので、入力変動や負荷側の変動に対して俊敏に対応、しかもシンプルな回路構成で内部で発生するノイズ発生源が非常に少なく低ノイズなので、何よりも電源の質を優先する場合に最適な電源です。
注)過渡回復時間は、GP035-5mk2,GP035-10mk2の場合です。
出力電圧や電流をDMM等で再確認する手間を低減するため、内蔵表示器の計測精度にもこだわりました。
出力電圧・電流設定は、アナログ式の多回転ポテンションメーターで目的の電圧に 素早く設定できます。出力電圧・電流の計測表示は0.1%クラスの高精度 デジタル表示で、OVP,OCPなどの確認もデジタルで素早く確認できます。
操作ミス、外部信号異常などでの負荷にダメージを与えないように内蔵ボリュームで簡単に負荷の耐圧、耐電流に合わせリミット設定できます。
OVP(過電圧保護),OCP(過電流保護)の設定はフロントパネルにカバーで保護された可変抵抗で簡単に 設定可能です。設定値のモニターはデジタル表示器で確認できます。
GP035-10mk2の場合、出力最大電圧は35Vまでの出力が可能ですが、たとえば負荷装置の絶対最大規格が電源の最大出力より低い場合、CV設定ボリュームの回しすぎや外部信号の入力信号の異常などで負荷装置の絶対最大規格以上の電圧などを供給し負荷を破壊する場合があります。そのような懸念がある場合、可変できる過電圧保護を設定することにより負荷を保護することができます。
また過電流保護も可変できます。負荷の正常な場合の最大消費電流よりわずかに大きい値に設定することにより負荷側で短絡が発生した場合に、ヒューズやブレーカなどより敏速に遮断し短絡被害を少なくすることが可能です。過電流保護>CC設定値としCC設定を微調することによりさらに安全に使用できます。アッセンブリ―上がりの部品などを初エージングする場合などに最適です。過電圧保護、過電流保護、CV,CC動作状態はフォトカプラの信号として取り出すことができますので検査ラインなどでその信号を利用できます。
※過電圧保護、過電流保護は設定した条件(事象)が発生した場合出力をOFFします。発生した場合条件(事象)がなくなっても自動復帰しません。CV,CCは条件(事象)がなくなると自動復帰します。
負荷電流変動による導線の電圧降下による電源出力端子と負荷入力端子の電圧差を少なくします。
背面直流出力端子上部にリモートセンシング端子を装備、センシングラインの断線 などのトラブルに対して従来方式より出力上昇は、わずか10mVと少ない 安全な回路方式を採用しています。この機能を使うことにより電源出力端と負荷端での電圧差をなくすように電源側が精密制御するため、電圧表示器の表示電圧と負荷端電圧が限りなく等しくなる、負荷端の電圧変動が少なくなり安定するなどのメリットがあります。従来方式のリモートセンシングでは、センシング線の接触不良やセンシング線の断線などで負荷端に異常な電圧がかかるタイプがありましたが、このGPmk2シリーズは安全な回路方式を採用していますので安心です。
コンデンサーは必須ではありませんが入れることによりリップル、ノイズレベルを規格値より小さくすることができます。C1,C2は高周波インピーダンスの小さいものを使用し、リードは極力短く切って接続します。 C1:電解コンデンサー100~1000μF C2:フイルムコンデンサー1~10μF。配線材も太く最低限必要な長さで短くすることにより電源特性を良好にします。
組込み装置、自動化などでPLC(外部コンピューター)類、治具類での電源制御に
電源の動作や出力電圧(CV)や出力電流(CC)を外部からの信号でコントロールする機能を標準装備しました。端子はネジ等を使用せずワンタッチコネクターでしかもワンタッチコネクターのブロックごと着脱可能なものを使用しています。ラック組込みで配線が込み入っている場合や狭い場所での作業性を向上しました。また電源の交換時にもブロックに接続された信号線はそのままに丸ごと脱着可能なため誤配などの低減に役立ちます。 | |||
ワンタッチコネクタ装備 | 脱着は簡単 | 線を挿入のまま脱着可 |
外部接点による出力のON/OFF | 接点容量5V、2,5mA以上の接点、フォトカプラで制御可能 |
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外部接点によるトリップ動作(入力遮断または出力OFF:背面ディップスイッチで選択可) | 接点容量5V、2,5mA以上の接点、フォトカプラで制御可能 |
出力電圧のコントロール (0~10kΩの外部抵抗で) | 外付けのボリュームや固定抵抗で制御可能 |
出力電圧のコントロール (0~10Vの外部電圧で) | 市販のD/A装置などで外部電圧(1mA程度)供給で制御可能 |
出力電流のコントロール (0~10kΩの外部抵抗で) | 外付けのボリュームや固定抵抗で制御可能 |
出力電流のコントロール (0~10Vの外部電圧で) | 市販のD/A装置などで外部電圧(1mA程度)供給で制御可能 |
外部アナログ制御信号を電源側でも微調可能、電源装置交換などのでのわずかなズレを修正できます。
出力電圧(CV)や出力電流(CC)の外部コントロール信号を基準電圧源との微妙な差異を調整できる調整トリマーを背面に装備 しました。システム組込み時での電源交換など調整が必要な場合に最適です。
外部の装置に電源の状態を出力可能です。
組込み、遠隔監視に最適な電源の動作状態や各種異常をフォトカプラで外部出力
アナログモニター出力 (出力電流モニター 0~10V) | 入力抵抗10kΩ以上で外付けメーターや市販A/D装置に利用可能 |
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ステータス出力 (フォトカプラ出力) | 最大コレクター電圧24V、最大コレクター電流5mA |
● CVステータス出力 ● CCステータス出力 ● ALARMステータス出力 ● OUT-ONステータス ● P-ONステータス出力 |
定電圧状態で動作 |
機材の有効活用に貢献します。
同一機種を2台直列接続運転や、最大5台までの並列接続運転に対応。マスタースレーブに対応
メーター等の校正が可能です。
メーター値をユーザーで校正可能な機能を装備
仕様・形名 | GP035-5mk2 | GP035-10mk2 | GP035-20mk2 | ||
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出力電圧 | 0~35V | ||||
出力電流 | 0~5A | 0~10A | 0~20A | ||
最大出力電力 | 175W | 350W | 700W | ||
動作電源 | AC90~110V 単相47~63Hz (入力電圧につきましてはお問合せください) | ||||
入力電流・力率(※1) | 6A(力率0.5以上) | 12A(力率0.45以上) | 24A(力率0.45以上) | ||
電力効率(※1) | 55%以上 | ||||
定電圧 | 設定範囲 | 0.00V~35.00V以上 | |||
ロードレギュレーション(※2) | 0.005%+1mV以下 | 0.005%+1mV以下 | 0.005%+1mV以下 | ||
ラインレギュレーション(※3) | 0.005%+1mV以下 | ||||
リップル(実効値)(※4) | 0.5mVrms | ||||
ノイズ(※5) | 10mVp-p以下 | ||||
過度回復時間(※6) | 60μs以内 | 100μs以内 | |||
湿度計数(代表値) | ±100ppm/℃ | ||||
プログラミング 時間(※7) |
立ち上がり | 300ms±20%(全負荷時)/300ms±20%(無負荷時) | 350ms±20%(全負荷時)/350ms±20%(無負荷時) | 350ms±20%(全負荷時)/350ms±20%(無負荷時) | |
立ち下がり | 300ms±20%(全負荷時)/1s以下(無負荷時) | ||||
最大吸い込み電流 | 40mA±8mA | 80mA±16mA | 160mA±24mA | ||
定電流 | 設定範囲 | 0.00A~5.00A以上 | 0.00A~10.00A以上 | 0.00A~20.00A以上 | |
ロードレギュレーション(※2) | 2mA | 3mA | 3mA | ||
ラインレギュレーション(※3) | 1mA | 1mA | 3mA | ||
リップル(実効値)(※4) | 0.5mArms以下 | 1mArms以下 | 2mArms以下 | ||
湿度計数 | ±100ppm/C | ||||
出力電圧計 | 最大表示 | 99.99V | |||
確度(23℃±5℃) | 読み値の±(0.1%+2digit) | ||||
出力電流計 | 最大表示 | 9.99A(単体動作時) | 99.99A(単体動作時) | 99.99A(単体動作時) | |
確度(23℃±5℃) | 読み値の±(0.1%+2digit) | 読み値の±(0.1%+2digit) | 読み値の±(0.1%+2digit) | ||
保護機能 | OVP(過電圧保護:0V~36.75V可変設定可)、OCP(過電流保護:0%~105%可変設定可)、過温度保護、最大入力電流保護 | ||||
リモートセンシング | 負荷までの導線による電圧降下を、片道1Vまで補償(センシングラインの断線による、出力電圧の上昇は10mV以内) | ||||
外部 コントロール |
出力電圧 | 外部抵抗0~10kΩまたは外部電圧 DCV~10V(1mA程度)にてコントロール可能 (外部CV制御専用のオフセット・フルスケール調整用トリマーを背面に装備) | |||
出力電流 | 外部抵抗0~10kΩまたは外部電圧 DCV~10V(1mA程度)にてコントロール可能 (外部CV制御専用のオフセット・フルスケール調整用トリマーを背面に装備) | ||||
出力ON/OFF | 小信号(5V 2.5mA程度)の外部接点またはフォトカプラで出力のON/OFF制御可能 | ||||
入力遮断制御 | 緊急停止用信号として小信号(5V 2.5mA程度)の外部接点またはフォトカプラで入力遮断(入力スイッチを電磁コイルで強制トリップ)可能 | ||||
電圧モニター | 定格出力電圧に対してDC10V出力(非絶縁、接続する外部メーター等は入力インピーダンス10kΩ以上) | ||||
電流モニター | 定格出力電圧に対してDC10V出力(非絶縁、接続する外部メーター等は入力インピーダンス10kΩ以上) | ||||
ステータス出力 | CV(定電圧)、CC(定電流)、OVP/OCP/OHP(アラーム)、出力ON、制御回路用電源正常など信号数5つのフォトカプラで絶縁されたオープンコレクター(Max24V5mAにて出力) | ||||
並列接続運転・直列接続運転 | 同一機種を5台まで並列接続し、マスター機1台でコントロール可能・同一機種を2台直列接続し、マスター機1台でコントロール可能 | ||||
出力モードの設定 | 動作電源を投入したときの出力状態を常にOUTPUT ONかOUTPUT ONボタンを押されるまで待機か切替えられます。 | ||||
通信インターフェイス | 別売りの通信用アダプターにてコントロール可能 | ||||
動作環境 | 周囲湿度:動作0~40℃、保存-20℃~70℃ 湿度:動作20~80% RH、保存20~85% RH 凍結、結露、腐食性ガスのないこと | ||||
外形寸法 WxHxD(mm)()内は突起含む | 210x130(153)x360(458.2) | 210x130(153)x360(458.2) | 400x130(143)x360(458.2) | ||
質量 | 約10kg | 約14kg | 約24kg | ||
希望販売価格(円・税別) | 90,000 | 125,000 | 188,000 |
(※1)定格入力電圧、定格出力電圧、定格出力電流のとき (※2)定格負荷電流の0~100%の変動に対して、センシングポイントにて測定(静的負荷変動) (※3)入力±10%の変動に対して(静的負荷変動) (※4)測定周波数帯域20Hz~1MHzにて(抵抗負荷) (※5)測定周波数帯域20Hz~20MHzのオシロスコープにて測定 (※6)定格負荷電流の0→100%の急変に対して、定格出力電圧の0.1%+10mV以内に回復する時間(動的負荷変数) (※7)パネル動作による設定変更、または外部アナログコントロールにより、定格電圧に対する誤差が1%以内に達する時間 (※8)定格出力電流にて、負荷抵抗を0~定格電力を出力する抵抗値まで変化させた場合の電流変動値(静的負荷変動)
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